【社会人必見】お金が無くても看護師を目指す!奨学金と給付金で看護専門学校に行こう
看護師になりたいけど学費がない。
それに在学中の生活費どうしよう…
こんにちは、ばぶりんです。
この記事を書いたのは2017年。
今でこそ看護師になれましたが、当時は学費の捻出で精一杯。
入学出来ても生活費はどうしよう…と学校に入るか迷ってました。
看護学校は忙しくてバイトする余裕が無いって聞くし…
と思って実際に入学してみると…バイトできる時期はあります!
当時、看護学校でバイトする時間なんて無い!とネットの情報を鵜呑みにしてました笑
この焦りが原動力となり、社会人が使える奨学金や給付金を調べまくりました。
給付金や奨学金をフル活用する事で、看護師になることが出来ました。
「看護師になりたいけどお金がない」と悩む、看護師を目指す社会人の参考になれば。
看護学生に大事なのは、厳しく過剰な指導に耐える忍耐!
やる気があれば看護師になれます!
- 在学中の生活費と学費に不安
- お金は無いけど看護学校に入学したい
- どんな奨学金や給付金があるか知りたい
5つの奨学金と給付金を解説します
社会人も利用可能な5つの奨学金や給付金を1つ1つ解説していきますね。
- 日本学生支援機構の奨学金
- 病院による奨学金(お礼奉公)
- 都道府県実施の看護学生向け奨学金
- 専門実践教育訓練給付金
- 教育訓練支援給付金
日本学生支援機構
奨学金として1番有名。
看護学生に限らず、幅広い方が利用できます。
奨学金って言ったらこれが1番有名ですよね
学生支援機構の利息は年利0.16%(利率固定方式)と超低金利。
こんな低金利で大金を貸してくれるのはそうそうない。
民間では絶対にこんな低金利でお金は貸してくれません
看護学生の審査落ちは聞いたことが無いため、借りやすい奨学金だと思います。
筆者も何かあった時の為に毎月数万円借りてます。
詳細は下記リンクをご参照ください。
病院による奨学金(お礼奉公)
お礼奉公とは
病院が学費や生活費を貸与するかわりに、看護師資格を取得取得後、病院で規定年数勤務することで返済不要となる奨学金。これを「お礼奉公」と呼びます。
病院附属の看護学校(専門・大学)に入学すると必ず、ある奨学金。
簡単に言うと病院に学費等を建て替えてもらい卒業後に労働で返す制度。
返済不要では無く一部減額パターンのお礼奉公もあるため注意。
- 学費、生活費の心配が軽減される
- 就職先が確保されてるので就活不要
- お礼奉公利用者は面接時に有利
- 嫌になっても簡単に辞められない
- 就職先の選択肢が狭まる
- 留年したら即打ち切り
私は附属病院で3年間も働けないと思い利用しませんでした
入学時は附属病院で良いと思っても座学、臨地実習と学んでく中で「附属病院に無い○○科に勤めたい」と話す学生もいました。
しかしお礼奉公を使っていると最低3年間は我慢。
留年したら即打ち切り、翌月一括返済パターンもあります。
そして留年して返済済でも附属病院に就職を強要される事も(附属に就職前提で入学した場合)
入職してから「人間関係が辛い」「病院の雰囲気が合わない」「行く事が辛い」
辞めたくなっても借金(お礼奉公)があるため、数年間は嫌々働くことも多々あります。
お礼奉公の利用は慎重に。
借金を背負ってない私は新卒で入った病院を退職代行で辞めました
都道府県実施の看護学生向け奨学金
借りられる金額は下記参照(東京都看護師等修学資金の例)
第一種は「公的版お礼奉公」かなと思っています。
看護師が不足した病院の人材確保が目的の奨学金みたい。
- 第一種は指定施設で頑張ると返済不要
- 返済の場合、指定施設に勤めなくてもOK
- 奨学金は無利子(延滞すると有利子)
- 連帯保証人を立てる必要がある
- 指定施設は200床未満が中心(中〜大病院は無い)
- 返済免除となるまでの期間が5年間と長い
リストアップされた複数の医療機関から選んで就職できる事が大きなメリット。
一種の場合、指定機関に就職せず返済か指定機関を勤め上げてチャラにするか選べるのは良いですね。
お礼奉公のように附属病院に縛られない奨学金ですよ
専門実践教育訓練給付金
上記3つの奨学金は高卒後すぐの現役看護学生でも利用可能。
この“専門実践教育訓練給付金”は雇用保険を一定期間以上払った社会人経験者のみしか利用出来ない給付金制度。
- 学費の50%(最大40万円/年間)を3年間支給(専門の場合)
- 資格取得後、看護師として1年以内に雇用されると経費の20%(48万円上限)支給
3年生の専門学校だと①+②を合わせて学費の70%(最大168万円)を負担してくれる社会人に手厚い給付金制度。
この給付金と各種奨学金を併用すれば、学費がお高めの学校でも金銭面をカバーできるはず。
看護師資格取得後、しっかりとお金を貰いました
どんな人が”専門実践教育訓練給付金”の対象者?
学費の大半をカバーできる、この給付金制度は以下の受給資格を満たす必要があります。
- 手続きまでに2年以上の雇用保険に加入している
- 申請手続きは受講(入学)の1ヶ月前までに終える(合否関係なく)
- 厚生労働大臣が指定する講座(学校)を受講すること
雇用保険2年以上は社会人なら比較的緩い条件。
難関は厚生労働大臣が指定した看護専門学校への入学(東京でも10数校)
対象校は社会人が多く、社会人入試の倍率が高めな傾向。
給付申請自体は合格してなくても可能です
対象校の入試に落ちてしまうと申請が通っても受給は出来ないので注意。
この制度はハローワーク管轄。自身が受給対象か不明な場合は最寄りハローワークでチェック!
教育訓練支援給付金
専門実践教育訓練給付金とセットの給付金
- 失業保険の基本手当日額の80%(前職の給与で変動)
- 例:日額6000円の場合 6000×30日×0.8=144000円
- 在学中ずっと貰えます(3年生だと36ヶ月分)
2ヶ月に1度、ハローワークで認定(ハロワ指定日、多少融通利きます)する事で2ヶ月分が振り込まれます。
私は14万4000円×36ヶ月=518万円を生活費として給付されました。
もちろん非課税、使途は自由(学費に回してもOK)
この制度の対象者は?
専門実践教育訓練のように無条件で受けられるわけでは無く、条件有り。
- 専門実践教育訓練給付金の受給者
- 一般被保険者でなくなってから(離職後)1年以内に受講開始の方
- 受講開始時に45歳未満で有ること
- 受講開始後は被保険者(雇用保険に加入しない)にならない事
上記4つが条件
まとめると、45歳未満で退職後1年以内に対象校に合格して専門実践教育訓練受ける。なおかつ受給後は雇用保険に加入する仕事をしない。
入学後、バイトしすぎて雇用保険に入ったらアウト!
制度が定める収入を超えたら支給金額は減額されます。
こちらもハローワーク管轄。
自身が制度の対象者なのか“専門実践教育訓練給付金”とあわせて問い合わせしてみましょう。
奨学金・給付金で第二の人生を切り開こう!
“専門実践教育訓練給付金”と“教育訓練支援給付金”を収入のメインにし 3年間で看護師になれました。
看護師を目指す社会人の皆さん!お金が無いからと諦めるって勿体無いです。
第二の人生を切り開いてみませんか?頑張りましょう。
様々な制度を活用して看護師になってみませんか?
受験勉強に利用した参考書の記事も良かったら