【レビュー】220gの軽量ボディ!オーテク開放型ワイヤレスヘッドホン「ATH-HL7BT」
以前レビューした開放型ゲーミングヘッドセット「ATH-GDL3」が非常に好印象。
オープンエアー型(開放)のワイヤレスヘッドホン「ATH-HL7BT」も買ってみました!
ソニーのWH-1000XM3を使ってたものの…ノイズキャンセルって密閉された感覚が
強くてちょっと苦手でした。
自宅でしか使わないから開放型が好み
愛用のゼンハイザーHD800も開放型だしね
ATH-HL7BTは“おうち時間”や”テレワーク”に最適とオーディオテクニカが謳う通り、
自宅で映画や音楽を楽しむのにちょうど良いヘッドホン。
軽い!音抜け良しと開放型の魅力たっぷり。
テレワークには使わないのでマイク性能には触れてないよ。
あしからず
開封:220gは手に持った瞬間、分かる軽さ。
シンプルなパッケージから取り出した瞬間「えっ軽い!」という感想が素直な印象。
WH-1000XM3も255gと軽いものの35gの違いは大きい。
1割程度の重量差だけど持った時の差が大きく感じる
付属品は説明書、充電ケーブル(Type-A→Type-C)、有線ケーブル(2.0m)と必要最低限の内容。
- 53mm大型ドライバー
- 再生周波数5〜40,000Hz(有線ハイレゾ対応)
- Bluetooth対応コーデック:AAC,SBC(apt-x未対応)
- バッテリー持ち:約20時間(音楽再生時)、充電1.5時間
- 低遅延ワイヤレス(絵と音のズレが少ない)
- マルチポイント接続(2台まで同時接続可)
- 220gの軽量ボディ
- 360 Reality Audio対応(広がりのある音が楽しめる)
マルチポイント接続は本当に便利!
映画鑑賞中、iPhoneに電話着信があっても自動で切り替えて応答可能。
最近のお高めフルワイヤレスイヤホンなどにも採用されてる機能。
いちいちBluetoothを切断して繋ぎ直す必要なし
2台同時にBluetooth接続してるよ
360 Reality Audio(立体音響)はAmazon Musicが対応してるけど未検証。
各部紹介:軽さは正義!側圧緩め。自宅向けヘッドホン
飛沫模様が散りばめられ全体的に落ち着いたデザイン。
ワンポイントの銅色パーツと「audio-technica」が良いアクセント。
さわり心地はサラッとマットな質感。軽量プラスチックであるもののチープさはあまり感じさせず。
ヘッドバンドは指で押すと凹む位に柔らか素材。
細かい目があるメッシュ加工もされており蒸れなくGood!
2時間映画を見た後も頭頂部の痛みなし。
イヤーパッドはフワフワで側圧はかなり緩め。首を真下に向けると少しズレる。
一見デメリット要素に思えるようでメリットは多数。
- メガネ装着時、フワフワ&ちょい緩な側圧で耳が痛くならない
- 側頭部に圧迫感がなく自然な装着感
ドライバーも53mm大口径で耳にすっぽりと被せる感じ(WH-1000XM3は40mm)
ながら作業なら側圧は緩めの方が快適
ヘッドホンアジャスターはカチカチ感がなくストッパー無し(スルスル動く)
これは賛否両論かも。細かく位置調整をしたいユーザーには良いかも知れないけど、
左右同じ位置に調整したい人には不便。
個体差なのかヘッドホンスタンドに掛けた時、ハウジングの重みで下方向に
伸びて次回使用時は再度位置調整が必要。
店頭視聴モデルはアジャスターが緩くなかったので個体差かも。
保証期間中はメーカー対応して貰えそうなので、近々修理に出す予定。
ハウジング部はハニカム(蜂の巣)型に無数のパンチ穴。
開放型は当然、音漏れする構造。普通音量でも聴いてる曲が分かるくらい。
逆に周囲の音もガンガン聴こえるから外では完全に不向き。
オーテクも「おうち時間」向けと謳ってるよ
左ハウジングに電源ボタン/音量/充電/有線ケーブルの差し込み口。
カチカチとした感触で押した感アリ。誤操作の心配はないかと。
タッチ操作もいいけど物理ボタンの安心感
音質:ワイヤレスは音抜け良く聴きやすい。有線はアンプ次第で高音質
開放型は音抜けが良い代わりに低音が不足しがち。
しかしATH-HL7BTはリスニング用途での低音は十分出ている印象。
ワイヤレス
無線時は高域〜超高域があまり伸びずボーカルもグイグイ前には出てこないかな。
横に音が広く(音場)ワイヤレスの音質は自然で聴きやすいチューニング。
ながら作業やテレワークの際、聴き疲れしない音質。
スマホアプリ「Connect」でイコライザーが使えるので好みにチューニングしても良いかも。
高音質だけど”普通”
有線
スマホ直差しであっても全体的に音の輪郭がハッキリとクリア(薄皮が剥がれる感じ?)
開放型でこんなにしっかりした低音が出るのかと関心。
53mm大型ドライバーの素性が良いのか、駆動力あるアンプと組み合わせる事で化けると思います。
聴き込むなら有線。
今度、据え置きヘッドホンアンプと組み合わせてみます
手持ちのCayin「IHA-6」で鳴らしてみよ
まとめ:唯一無二な存在を放つオープンエアー型ワイヤレスヘッドホン
軽くて装着感が良く、開放型によってヘッドホン特有の密閉感は皆無。
このブログもATH-HL7BTを聴きながら作業。
装着感の良さからヘッドホンを着け直す事が少なくなり、集中時間が長くなったような。
そしてマルチポイント接続を一度使うと戻れないかも。
テレビ+iPhoneの組み合わせが個人的に最強。
コロナ禍でテレワークや外出自粛が続く今こそ音響環境にこだわってみてはいかが?
自宅で過ごす時間の質が上がりますよ。