【熊グリス】RTX2070を分解!グリスを塗り直し。温度が下がったよ
ファンぶん回してもグラボが熱い
Mini-itxに大型グラボ入れたらそら熱いよ
4月目前にして既にグラボの温度が気になる時期に。
まだ室温20℃以下でなぜこんなに熱いの?(78℃)
この際、冷えれば保証はどうでも良いと思いギガバイト RTX2070「GV-N2070WF3-8GC」を分解。
グリスを塗り直したので記事に起こしました。
熊グリス「Thermal Grizzly Kryonaut」効果てきめん。ガッツリ冷え冷え。
Mini-itxケースでグラボの温度は諦めてましたが安価に対策可能でした。
グラボのグリス塗り替え効果は確実にあります
※GPUクーラーを外した瞬間、メーカー保証は切れます(一部例外有り)
7本のネジを緩めるだけでGPUクーラーが外れます
ギガバイト RTX2070は赤丸で囲った7箇所をプラスドライバーでネジを外すだけ。
ネジを外してやると…
簡単に分解が出来ました。
1番安いモデルな為、クーラーは軽い。
冷却性能に不安を感じますね。
ダイレクトタッチ?のヒートパイプも2本だけですし。
グリスが乾燥してる…冷えないわけだ
買って半年くらいだよね
Mini-itxだから冷えない以前に、最初から塗布されてるグリス自体が乾燥気味。
最低限の冷却対策はしてもらいたい。
分解前に重量を測ったら792g。かっ軽すぎる…
ハイエンドグラボを冷却するには心もとない3連クーラー。
嫌なら上級グレードを買え
それを言われるとぐぬぬ…
グラボが分解出来たので熊グリスを塗ってみる
グリスを拭き取るとRTX2070のGPUチップ「TU106-400-A1」
ネットでチップ型番をググると台湾製以外に韓国製もあるんですね。
搭載GDDR6メモリはサムスンでした。
グリス粘度は高いものの付属のヘラで少しずつ伸ばして塗るのがコツ。
コアに塗るグリス量は米印を書くように粒で置くといい感じ(ぶっちゃけ好み)
はみ出すぎでしょ。不器用
Thermal Grizzly Kryonautは非伝導性。大丈夫と信じる。
塗り終わったら再び7本のネジを締めてグリス塗りは終了。
写真で振り返るとちょっと厚塗りだったかも。
FF15ベンチで負荷を掛けて温度を測定
FF15ベンチマークを2回ループさせたときの温度をGPU-Zで読んだ値。
ファン速度は60%程度(2000rpmくらい)
室温19度。
アイドル時温度 | 最高温度 | |
---|---|---|
標準グリス(乾燥カピカピ) | 40℃ | 78℃ |
熊グリス(Thermal Grizzly Kryonaut) | 36℃ | 69℃ |
熊グリスはガッツリと冷えますね!
というかデフォルト状態のグリスが悪すぎた。
最高温度も窒息ケース(Abee RS01)なのに70℃を下回る結果に。
保証期間の1年を過ぎたらグリスの塗り直しを勧めたいところ。
しかしこのRTX2070のように半年で冷えない状態となる個体も存在します。
その際は、諦めて分解して塗り直す勇気!
「Thermal Grizzly Kryonaut」オススメです
RTX2080tiも分解&塗り替えました